ぶつよく日誌(不定期更新)

当初はカメラの記事で始めたのですが,いつの間にやら物欲の塊に...Yes! 資本主義!!

免許取り立て中高年の闘い

普通二輪の免許を取ったのが2014年、40歳になる歳。それから4年経ちました。最初の3年で3000km、次の1年で7000km。そのうち延べ7000kmくらいはいわゆるソロツーでした。

 

先日日帰りで4年ぶりに伊豆スカイライン〜亀石〜修善寺西伊豆スカイラインに行きました。同行してくれた先輩は昨年一緒に箱根〜富士裾野〜山中湖〜道志みちを走ってくれた方で、色々教えてくれた方です。その方が、「昨年は見ててちょっと怖かったけれど、随分上手くなったね、見てて安心できるようになった」って仰ってくれて、とても嬉しかったなぁ。。。

 

そこで、この1年何をやっていたのか書き残しておこうと。

 

もちろんこれは、免許取り立て中年が人様に迷惑をかけない程度になるまでの過程であって、上手くなる、速くなるような稽古では無いです。同じように、子どもの頃バイクに憧れて、縁がなく歳をとり、一念発起して免許とった大人げないおっさんお姉さまの中で、なかなか上手に走れないな、降りちゃおうかな(涙)って思っている方が、何かのヒントを得られれば幸いです。

 

【改めてスペック】

バイク:スズキ グラディウス400

本人 :44歳 165cm 60kg

ちなみに足着きません(笑

着かないっていうと言い過ぎかな。片足なら土踏まず近辺まで着きます。両足にすると、両足親指の拇指球くらいまで。サスのプリロードで一番下げてこんなもんなので、ノーマルにすると大変かも(やっぱ着いてない汗

 

【参考にしたもの】

(知識)

書籍:ねもケンさんの

バイク 必ず曲がれるテクニック―連続写真でプロが教える

 

(経験)

「自滅への道」

http://yppts.adam.ne.jp/hobby/bike/rensyu.html

ここ。結構難しいです。でもとても勉強になります。

 

以下は基本的に、この2つ以上にはなりません。これらの最初の一歩だけ。

 

【やったこと】

<人に聞く>

「どうやったら、そんなスムーズに曲がれるんですか?」

「まー、慣れだよ慣れ、そのうち上手くなるよ」

これですこれ。もっとも多い会話。それ以上進まないの(笑

 

まあでも実際その通りなのですが、もう少し踏み込んで見ます。

私は勉強でも仕事でもバイクでも

「慣れ」=「知識」+「経験」

と思っています。知識のない経験は進歩がなく、経験のない知識は実践力がない。なので、慣れるためにも知識を得よう、と。

 

<キーワード>

webで調べて出てくる初心者向けキーワードは

・セルフステア

ニーグリップ

・直線で減速を終えておく

など。ちなみに調べる時のワードは

・倒し込み

・曲がり方

・初心者

など(笑

 

でも、個人的に一番有益だった知識は

・ブレーキ

でしたね。上述のキーワードについての(高々4年の)解釈はあとで書くとして、まずブレーキについて。

 

<知識>

バイクで曲がるためには、少なくとも

・自転車みたいにハンドルを切って曲がる。

・なんとなく意識しないで曲がる。

・倒し込んで曲がる。

の3種類があると思います。

 

自転車曲がりが悪いとは思っていません。低速時や歩行者の多い交差点など、倒しこむようなことをしない(あたしにはできない)ときはこれでいい気がします。この時は、バイクはほとんど傾いていない気がします。

 

次にちょっとした快走路の場合。Rの大きなほとんど直線のようなカーブ。減速もしないでいけるような感じの。よく言われることですが、「遠くを見て自然に曲がっていく」ことができるようなカーブ。この時は、「倒し込み」を意識しなくてもわずかに傾いていると思います。なんで?っていう理由はともかくです。バイクと人の身体がそうできているとでも言い切っていいのかな。

 

では、峠道のRの小さいコーナーは??これは意識的に倒し込んでやるか、目一杯減速して自転車みたいに曲がるか、ですよね。

 

全然ブレーキの話にならないのですが、ここまでで言いたかったことは、

 

「超低速や交差点を除き、走行しながら曲がりたければ程度の差はあれバイクを傾けないと曲がれない」

 

ということです。

 

ところでバイクの仕組み(難しくてよくわからないけど)として、

・止まっていれば倒れる

・加速度が生じていれば、起きようとする

という性質があるそうです。特に2つ目の加速度ですが、

加速度は、加速中だけではなく減速中にも生じている

ということを意識したときに、なんかこう、いわゆる目から鱗ですね。

追記:フロントブレーキでの減速時であって、リアブレーキの減速時に起き上がったりはしないそうです。

 

ここから導かれることは、

 

「加速中は当たり前として、ブレーキかけるだけでバイクは起きようとする

 

これですこれ。実はこのフレーズも良く見かける。でもちょっとなぁ。これ不親切な気がします。あたしの(普通二輪で、かつ急制動とかしない範囲の)感覚で書き直すと、

 

「ブレーキかけてると倒し込みづらいっす」

 

くらいの感覚かな。そりゃ、フロントがっつりかけたら起きるのかもしれないけれど(バンク中にそんなことしたらスリップダウンしてコケそうな気がするので、実験はしないで下さいね)、リアブレーキで寝てるバイクを起こすのはちょっと難しい気がしますリアブレーキでは起きません。てか、フロントで起こせるそうです。わたしはできませんが(汗

 

このことはあとでまた触れるとして、いま大事なことは

 

(追記:初心者は)倒し込みたければ、少なくともブレーキをリリースしていることが必要」

 

になります。ここで「少なくとも」と書いたのは、曲がる気がなく直線走行中にブレーキ離しても、そりゃ倒し込めない、何も起きないですよね、ってだけ。

 

すると、なんらかの下準備があって、最後にブレーキを離すと倒れ込んで曲がっていくことになる。そんな気がしませんか?

 

この「下準備」こそが、さっき「Rの大きなコーナー」で無意識にやっていたことを意識的にやることだと思うんですね。

 

じゃあ、無意識下で何をやっているかというと

・曲がりたい方向を見る

・重心が曲がりたい方向に寄る

の2つなんじゃないかと。

 

とすると、順番的には

 

ブレーキで減速開始→ブレーキが倒れないように踏ん張ってくれている間に視線と重心移動→ブレーキリリース→旋回開始→出口が見えてきたらアクセル開く→また直立

 

ということになるんじゃないかと。ここまでが知識。

 

次なる疑問は、「意識的な視線と重心移動」ってどうやるのさ?ってこと。これこそ「実践してみないとわからないこと」なので、やってみよう、と思ってやってみた。

 

<経験する>

先に挙げたwebのメニューの中から、できることだけをやる(全部は難しくて無理笑)。

 

まず、人への迷惑が最小になる場所を見つける。

 

次に、直線加速してブレーキ。これを繰り返す。リアが先、フロントが後と言われますが、最初は意識しなくて良いと思います。それよりは、

「自分が怖くないフロントブレーキのかけ方の体得」

を目標にします。もちろんフロントロック、ジャックナイフなどはやらなくて良いです。っていうかあたしはできない。

「主な制動力はフロントブレーキが担う」

を身体で覚えることが目的です。わかってきたら、補助的にリヤブレーキも入れて見ましょう。リヤブレーキの有り難みが増します。

 追記:先日自分がどうやっているかを省みながら走っていたところ、一瞬早くリア、間髪入れず軽くフロント、リアを弱めつつフロント2段階目の強さで様子見、とかやってました。無意識に姿勢制御しているようです。その後状況によってはリア解放して倒し込みつつフロントを徐々に緩める、とか、結構ブレーキ忙しい(笑

 

単調です。5分もやれば飽きます。タイヤ暖まってきましたかね?

そしたら今度は「8の字」です。見本はyoutubeにたくさんあります。教習所の教官、白バイ、ジムカーナ選手の自撮りなど、本当にたくさんあります。

 

特に加速と減速(ブレーキをかけ始めるところ)とブレーキリリースの3つのタイミング、リズムを身体に刻み込みます。何度も何度も見てください。まあ、不審者ですが(笑

 

で、刻み込んだタイミングとリズムをもとに、加速→減速→リリース→うんしょ!を繰り返します。特に減速中〜リリースの時に、これから描くターン弧の中心を見てください。

 

フルロックターンなんかしなくて良いです。自分が怖くない範囲から始めます。最初は、刻み込まれたタイミングやリズムに到底及ばないし、フルロックどころか思った以上に膨らんでとか、ハンドルを切って曲がろうとしてたりとか、うまくいきません。

 

が、閲覧した動画に少しでも近づけるようにしようとすると、だんだんメリハリが出てきます。しっかり加速、しっかり減速、しっかりリリース。すると、自然にバンク角が深くなってきます。

追記:あんまり書きたくないですけれど、やはりここでセルフステアを待つか、自分でこじるか、というのはありますね。私はケースバイケースにしているようです。R依存。SSに乗ったら、全部セルフステアで行けるのかしら・・・・。

 

ここで全然できなくても焦らないでくださいね。無理するとミラー折りますよ。

 

それよりは、うまくいかないと思ったら何が足りないのか反省してください。

加速が足りない?

減速が弱い?

リリースできてない?

視線が足りない?いっそ極端に肩線と胸まで中向けて見る?

などなど。

 

こういうことやってると、いろんなことがわかってきます。

・あ、俺右の方が苦手だ

・ しまった減速足りなかった、って時でも薄くリアをかける(チョンと当てる(弱くかけ続ける、ひきづるなどとも))となんとかなるな

・いかん、倒れすぎた、けどアクセル開くと回復するぞ

・アクセル開きつつリアも当てると緩やかに起きようとして安定するな

とか、そういうこと。

 

これがですね、あたしは飽きなかった。1時間くらい平気でやってた(←阿呆

 

これが済んだら、スラローム。教習所のパイロンスラロームではなく、自分のリズムと感覚で良いです。さっきの8の字で覚えた倒し込み感覚を、左右にリズミカルに実践。加速→減速→リリース→うんしょ!

この時、あたしの場合視線はほぼまっすぐです。スキーのパラレル小回りと同じ。

 

8の字が、倒し込みのきっかけを体得する(または、Uターンの練習に近い)ために視線を中に送るに対し、このスラロームでは公道(主に峠道など)での走行をイメージしています。ので、さっき体得した「重心移動」だけでバンクさせます。この時、後述しますがニーグリップは意識してください。逆に、完全に膝を開いてニーグリップなしでやってみてください。ニーグリップのありがたみがわかるはずです。

 

これも、飽きない。小一時間平気で経過します。

 

さて、ここまでやると、

・怖くない直線ブレーキ

・自然な重心移動

・ブレーキリリースをきっかけにバンク開始

が、おぼろげながら見えてきます。

 

あとは、普通に走りながら、「ちょっと倒してみよう」「こんな低速でもメリハリ作れるかな?」などを意識しながら走っていると、いつの間にかなんとかなります。

 

その上で、手近な峠道に挑戦しましょう。速くなくて良いです。自分のペースで。だんだん、目の前のコーナーと自分の安全マージンを保った状態で曲がれるようになります。

 

<最後に>

 冒頭に記したいくつかのフレーズについて、個人的な解釈をば。

 

・セルフステア

→理屈はわかりますよ。バイクはほら、自然に曲がるって。でもね、「セルフステア」が「自然に曲がる」なら「どうやってセルフステアにするか」って悩むことがもう不自然、っていうか、人為的じゃないですか。

 

私の解釈:

初心者はセルフステアを意識するべからず。これは、もっと高位の人が悩むところ(なんじゃないだろうか)。てか、今までダラダラ書いてきたことが、結局セルフステアになってる(はず)。交差点で自転車曲がりするとき以外は。

 

この「セルフステアだよ」ってのは、多くのスポーツにおける指導の一つとして「結果の形を教える」と同じ気がする。ゴルフ初心者に「力抜け」「抜き方がわからんのんじゃ」ってのと同じ気がします。なので、あまり真剣に考えなくてよくて、「知識と経験=慣れ」の結果、自然にできるものと思います。

追記:「あ、これがセルフステアなんだ」が分かったら、選択の自由が広がるかもですね。。。 

 

ニーグリップ

→こっちはセルフステアよりも大事かな。ただ、ガッチガチに挟み込んで、ステップ荷重がゼロ近くなっているのも考えもの。

 

私の解釈:

バイクの重心と身体の重心を可能な限り剛体で繋ぎたい、という目的かなと思っています。例えば急制動ニーグリップなしでやるとえらいことになりませんか(特に男子)。それと低速8の字はともかく、さっきのスラロームニーグリップなしでやってみました?バイクの倒し込みの重さが、同じバイクとは思えないほど重くなってると思うんです。これはバイクの重心の動きに対し、身体の動きが遅れるから。下手すりゃ逆に行く(バイクが右に傾こうとしているのに、身体が残る=相対的に左にある=バイクと身体が作る系の重心が動かない=倒し込めない=曲がれない)。

 

ので、バイクの動きを阻害しない、というか、とにかく一体感が出る程度に締めておけば良い気がします。もちろんステップにもある程度荷重してますし。自然に重心をつなぐ程度に締めてください。

 

・直線で減速を終えておく

これも難しい表現ですよね。めんどくさいことを言えば、「減速終えたら停車しちゃうんじゃないの?」

 

私の解釈:

直線で、次のコーナーを自分が安心して曲がれる速度まで減速しておくこと。ブレーキリリースすれば、自然に曲がれますよ、ということ。

 

 <その他の話>

峠の下りでは、フロントブレーキが本当に大事。峠の下りが怖い人は、平地の直線で自信を持ってかけられるフロントブレーキの制動力を体得してください。これが身につくと、安心して曲がれます。やり方は同じ。制動→リリース→倒し込み。ただ、登りよりもメリハリつけた減速が必要ってことと、しくじった時に曲がり切れんという恐怖がある。こんな時は、バンク中にリアをちょい当てる、というさっきの小技が生きるはずです。

 

それと、タイヤ。タイヤはケチらずに。経年劣化して固くなったら溝があっても買い替えをお勧めします。まあ、こんなサイト読んでる人はスリップサインでるほど走り込んでないでしょうし。倒し込みがエラい楽になります。ただし、皮むき終わるまでは無理しないでくださいね。

 

今日はこんなとこかなぁ。。。またそのうち書き直すかも。